アイデンティティー

音楽、イラスト、デザイン、写真・・・様々なカテゴリで活躍するクリエイターや、クリエイターを応援する人の為の「クリエイター総合情報ブログ」。それが「アイデンティティー」。

二次創作等の権利問題等について+当ブログのルール+α

どうも、ふぁずです。
つい最近、とあるコンピレーション作品が問題になり(所謂著作権とかそういう権利的な問題に抵触していた)、自分の周りでも話題に上がり、ツイッター上で様々な議論が行われたり、最終的には当事者に届き解決へと向かった、っていう話がありました。

タチやんさんが運営してるサイトで、すごく真面目で重要な事が細かく分かりやすく書いてあるので、詳しく知りたい方はまずそちらをお読みください。私個人はそういった事は今回書きませんので。↓

mofday.info

 

さて、そのコンピ作品の騒動があった時に私個人が感じたことをありのままに書き、自分の思うことをこの記事内では今から主張するわけですが、本当に「一個人の主張」です。ご了承ください。タチやんさんの書いた記事とは違い、冷静でない部分もあるかもしれません。

そして、その後当ブログなりのガイドラインというかルールの発表、それといつも通りですが記事の募集を書かせて頂きます。

 


 

[某コンピの権利問題騒動を見てから思ったこと]

 

今回の騒動で強く感じたのは、「アマチュア・同人シーンで活動する音楽系クリエイターの、著作権などに対する意識の低さ」です。

同人シーンは特に、元々ひっそりとやってきたアングラな文化です。東方Projectのように原作者が二次創作にある程度寛容(勿論ガイドラインは存在し、しっかりとしたルールはある)な作品もあれば、丸っきり二次創作が困難なもの、完璧に不可能なものもあります。

だから、今まで出来る限り安全運転でやっていけるように沢山の音楽系クリエイターが努力して、自制してやってきたはずです。誰かが道を踏み外して秩序を乱すと、同人やアマチュアのシーンは全滅してしまうほどに脆いのです。表現は重複しますが、それは今までやってきたことはアングラな世界でひっそりやってきたから、今まで権利的な意味合いで「目を瞑ってもらえていたから(瞑ってもいいかなと思ってもらえる範疇でやれていたからかも知れません)」保てていた物だからです。一度権利的な部分で大問題を起こせば、マイナスな意味合いでスポットライトが私達の世界に当てられ、罰則規制が作られ強化され、今までいた世界とはまるで違うものになってしまうのです。罰則や規制は必要なものかもしれないけど、自由が効かなければ効かないほど、人は離れていくものです。

 

ですから、音楽系クリエイターは作品を作るだけではいけないのではないか、と私は思っています。自分が二次創作したい作品、カバーしたい楽曲の権利について等々・・・そこを知り、自制し、「楽しい気持ちのままで終われる」ような「許される」作品作りを心がけられるようになって初めて作品を生み出していくべきなのではないでしょうか。今までそこに関して疎かった人は、今からでも知り、考えていけばいいのではないでしょうか。遅くはないと思います。私も、今回の騒動で改めて色々考えました。

権利問題を含め、シーンにある「なあなあにしてきてしまった事」「個人個人で認識・意識の差が大きすぎる事」はきっと沢山あります。そういった問題がクリアされ、ホワイトで安心なシーンになることを私は願っています。

 


 

[当ブログの記事作成・掲載時の方針、その他ルール]

 

まず、当ブログは、音楽、イラスト・漫画、文筆等・・・様々な分野で活動するクリエイターのインタビューや情報を提供していただいて編集・作成・掲載させてもらってます。

基本的には沢山のクリエイターを応援させていただきたいし、記事にさせていただきたいのですが、

著作権等の権利に抵触する作品、活動

・原作のガイドラインに抵触する作品、活動

 

というような作品、活動を記事にするよう要請が来た場合は、お断りさせて頂きます。ご了承ください。

その他の当ブログのルール・方針は以下になります。

 

[インタビューに関するルール]

・作品をネット上にアップロードしている事が確認できない場合はインタビューを受けて頂く事が出来ません。

上記と合わせ、何か一つでも継続して(バンドなど)現在活動しているか、今現在活動していなくても新しい活動の準備が100%整っている方にインタビューをしています。

・インタビュー中に特定の人物、団体の名誉を毀損等をした場合は、即刻インタビューを中止し、掲載も取りやめさせて頂き、今後の取材や掲載もご遠慮させていただきます。

よろしくお願いします。

 


 

[情報を提供してくれる人、記事を書いてくれる人、インタビューを受けてくれる人募集]

 

当ブログでは、常に、情報を提供してくれる人、記事を書いてくれる人、インタビューを受けてくれる人を募集しています。

・リリース情報やライブ情報、個展開催情報、メンバーの脱退加入情報など、貴方の活動に関することを宣伝したい、大きく発表したい人。

・インタビューされたい人。

・自分も記事を書きたい、という人。

・忙しいクリエイター向けの時短簡単レシピを知ってる人。

 

上記に当てはまる方は、私のツイッターアカウントへリプライまたはDM、もしくはメールをください(アドレスは固定ツイートを見てください)。記事にしたり、インタビューさせて頂いたりさせていただきます。お待ちしてます!

 

 

それでは。


 

文・編集:ふぁず

インタビュー第10回:トロワル(Zatta)

どうも、ふぁずです。

今回は、「Zatta」というプロジェクトを主催しているトロワルさんにインタビューしました。それではお楽しみください。

 


 

ーではまず最初の質問をさせて頂きます。
トロワルさんは今現在、「Zatta」というプロジェクトの主催をなさってますが、この「Zatta」とはどのようなプロジェクトなのか教えて下さい。

 

「Zatta」とは僕が主催をしている異ジャンル交流会の名称です。「Zatta」という名前の示す通り、色んなジャンルの形が雑多に集まって、その中で新しい視点を気づきを得たり、助け合ったり、そういうことが行われています。プロジェクト、というと少し語弊があるかもしれませんが、その異業種交流会で出会った人達と僕とで共同で企画を立てたりもするので、それらも含めて「Zatta」と呼んでいます。

Zatta交流会の目的は「出会うはずのなかった人達同士を引き合わせること」や「刺激を受けたり、与えたりすること」です。折角生きているのに、出会えないままの人達がいるなんて勿体ない!と思い、この活動を一年ほど続けています。

 

ーなるほど。素敵な活動だと思います。
ちなみにZattaには例えばどんな方が参加されるんですか?やはり芸術家だったり音楽家の方が多いのでしょうか?

 

そういったアーティスト系の方も多くいらっしゃいますが、そうでない方も沢山来られますよ。学校の先生や、栄養士、臨床心理士だったり、自転車乗ってますとか、潔癖症の人とか。あと、解体業の方とかも来られましたね。「皆さん作る人が多いけど、僕は壊すほうです」って(笑)

ビックデータ解析をしてる人やプログラマーや、直近の交流会ではバイオ技術の研究者とかも来られましたね。もう挙げだしたらキリがありません。

 

ーアートの世界で活動されてる方ばかりかと思ってましたが、本当に様々な、まさに「Zatta」な集まりなんですね。
ちなみにZattaはどのような場所で開催されるのでしょうか。

 

交流会は基本的に月に1回、第4土曜日に都内のレンタルスペースを借りて開催しています。現状、開催場所は固定していないので、気になる方はツイプラにて確認頂くか、僕に直接ご連絡頂ければと思います。

 

ーそうなんですね。
ちなみに、Zattaから派生した企画などはあるのですか?

 

そうですね、過去に行ったことがあったのは臨床心理士の方と組んで心理検査の体験会を開いたり、栄養士の方とバーを運営している方と組んで一日バーテンダーを行ったり。後は、Zattaの参加者同士でコラボしたりもありますね。今は部活動制度を試験的に取り入れて、Zatta創作部としてはコミティアに参加したり、Zatta飲酒部としてお酒を飲みながら交友を深めたり、Zatta課外活動部も作って他人の企画にZattaで飛び込んでいこう、なんてこともやっています。

また、先日Zatta進捗部なるものを作りまして、これはお互いの作業の進捗を報告し合う、というグループなんですが、それぞれ報告する内容が違って面白いんですよ。だれかが筋トレの回数を報告した次の瞬間にWeb制作の進捗が飛んできて、別の人はお弁当を作って、絵を描いたかと思えば、今度は学校の課題をこなしました、とか。見ていて飽きないですね。

 

ーすごい!中々他にはない発想というか、コンテンツや企画としてしっかり安定して動いていて尚且つ魅力的に感じます。

 

ありがとうございます。そう言って頂けると嬉しく思います。

 

ーZattaの将来というか、目指すところは何処なんでしょうか。

 

Zattaの目指すところは、それぞれが当たり前にそれぞれらしく生きられる世界を創ることですね。お互いの違いを知って認め合う、受け入れあうことができれば、少しずつでも世界が変わって見えると思うんです。Zattaという場所を通して、違うってことは面白いことだな、と感じてもらえたらと思っています。

 

ーなるほど。とても素敵だと思います。
最後の質問になりますが、Zatta以外で目標はありますか?トロワルさん個人の目標でも構いません。

 

そうだなぁ、世界中の笑顔をもっと増やしたいです。会ったことがある人もない人も、少しでも多くの人が笑っていられるように自分にできることがないかを考えて実行していきたいですね。でも、僕一人では限界があるので、それこそ色々な人達と協力すればやれることも増えてくると思います。もし笑顔じゃない人がいるなら教えてください、くすぐりに行きますんで(笑)

 

ートロワルさんならきっとできると思います!それではインタビューを〆させて頂きます!ありがとうございました!

 


 

[Zattaと、Zatta関連のイベント開催情報]

・第14回異ジャンル交流会「Zatta」0224

twipla.jp

↑このツイプラより参加表明が出来る。

第14回は2/24に高田馬場で夕方から開催されるようだ。参加料もリーズナブルで、得られるものもきっとあるはずなので、興味のある方は参加表明をお早めに。

 

・ライブごっこ

https://twitter.com/oogiri_kavto/status/950702403078123520

こちらはツイプラなどはないようだが、スタジオに集まり、持ち寄った企画を、きちんと分担を決めて進行する、正に「ライブごっこ」なイベントだそうだ。このイベントにZattaの「課外活動」と銘打ちZatta参加者で「乗り込む」予定なのだそう。

2/18のお昼に中野で開催。参加費もこれまたリーズナブル。その他の詳細はリンク先の、主催者様のツイートを参照してほしい。

 

コミティアへの参加

もし受かれば、「Zattaに来たことがある人のオリジナルの品を委託販売して、机の上をZattaにしよう」というコンセプトで頒布する企画を練っているそうだ。

 

他にも、「歌部」をつくって、2月のどこかで「狩歌」というカラオケを使ったアナログゲーム会を開く予定もあるそう。

 


 

[トロワル]

異ジャンル交流会「Zatta」の主催。元々は東方アレンジサークル「Closed Circus」のリーダー、「イツカサヨナラ」での活動など音楽分野での活動がメインだったが、現在は分野・シーン関係なく、多岐に渡る活動をしている。

「Zatta」は1周年を迎え、活動の更なる広がりが期待される。

 

[音源]

夕暮れの人魚

www.youtube.com

 


 

今回の記事は以上になります。

気になるイベントがあったら、開催日まで時間がないイベントもあるので早めに参加表明を!

次回第11回は、イラストレーターで、個人サークル「ラサラス心中」の代表、かがみさんにインタビューします。お楽しみに。

 


 

インタビュー・編集:ふぁず

 

インタビュー第9回:UME(Over Forte)

どうも、ふぁずです。

最近体調不良が長引いてまして以前の更新ペースを失いつつありますが、以前の更新ペースが速過ぎただけ、ということにしています。マイペースにいきます。

さて、今回は「Over Forte」の作詞作曲編曲担当でボカロPのUMEさんにインタビューしました。お楽しみください。

 


 

ーでは、最初の質問をさせて頂きます。よろしくお願いします。
UMEさんが音楽を始めるきっかけを教えて下さい。

 

きっかけは、友人と作っていた同人ゲームのOP曲を自分で作ろうと思い立ったのがきっかけでした。
東方アレンジやロックを聴いて過ごした十代、大学入学時に重音部へ入ったことも影響があったかと思います。

 

ーなるほど。
当時聴いていた東方アレンジやロックというのは具体的にどんなバンドだったんですか?

 

味玉定食(味付け玉子)さんやモノクロ殺人現場写真、鉄腕トカゲ探知機等々、東方アレンジはロック色が強いものばかり聴いていました。それこそ深く深くたくさん漁って聴いていましたね(笑)
ロックは王道にELLEGARDENONE OK ROCKRISE AGAINST等でしょうか。アジカンなんか意外にも大学生になってから聴き始めましたね。
どのバンドもギターのかっこいいバンドで、その中で自分の中で「ギターはカッコイイリフじゃなければいけない」みたいなものが生まれていきました。

 

ーなるほど。Over Forteの楽曲の多くがキャッチーだったり特徴的で、尚且つかっこいいと感じていたのですが、理由が分かった気がします。
では、ボーカロイドを用いての楽曲制作をするきっかけ、ボーカロイドとの出会いを教えて下さい。

 

ありがとうございます。そう思えていただけて嬉しいです。ボカロ楽曲自体には十代の頃に出逢っていました。ちょうどその頃が、ボカロ楽曲がたくさん生まれていた時代でしたので。
そして、OFは最初の頃はUTAUを使っていたのですが、自分のより理想的な歌声や、湧いてきた『ボカロP』になりたいという気持ちがキッカケで、2014年頃にIAちゃんを迎え入れました。そこからが本当の『ボカロP』としてのスタートです。
ボーカロイドを用いての楽曲制作をするきっかけは、幼い話で申し訳ないのですが、なんというか、身近な存在にあるPさんがいたのですが、その人を超えたいと思ったのもきっかけの一つかもしれませんね。

 

ーありがとうございます。

曲作りをする時に常に自分の中にあるモットーやルール、変わらずにあるこだわりはありますか?

 

「かっこいいギター」「何度も聴きたくなる曲」「美味しいところを抑えた展開」「王道」この辺は、意識しています。
「自分がカッコイイと思えた曲しか世に出さない」これは昔から掲げているモットー、ルールです。
歌詞なんかは、自分の過去の経験や心の中、感情や衝動を以て書き出しています。僕にはOFの曲を届けたい人が居て、いつか有線に乗ってその人の耳に届いて欲しい。そんなこだわりというか、思い?もあります。

 

ーとても素晴らしいルールやモットー、こだわりだと思います。
話はガラッと変わるのですが、最近Over Forteはライブ活動が徐々に増えてきているように感じます。今後はさらにライブの回数は増えるのですか?

 

そうですね、今後も色んな場に出て、色んな方に僕達の音を聴いてもらいたいと思います。
増えるのかどうか、はっきりとは言えませんが、生の音を届けたい気持ちは以前より強くなっています。

 

ーなるほど。ファンの方々にとってとても嬉しい事だと思います。
ライブの事以外で、何か目標などありますか?

 

Over Forteの目標はメジャーデビューです。これだけは、揺るぎません。
近々の目標は十万再生以上行くこと、連発すること。そして、その向こうの目標はメジャーデビューです。
僕には曲を届けたい人がいる。直接届けたいわけじゃない、有線なんかにのって街中でふとその人の耳に入ってくれればぼくはそれでいいんです。「曲、聴いたよ」なんて言葉もいらない。ただ、聴いてもらえるだけでいい。だから、メジャーデビューなんです。その為ならなんだってする。

 

ーなるほど。すごい、純粋にかっこいいと思います。
では最後に、Over Forteのファンの方々に何か一言メッセージをお願いします。

 

応援してくれるみんながいるから、僕達は今もこうして曲を作れています。活動できています。
どうかこれからも、青臭い衝動とギターロックと共に歩む姿を見つめて応援していてください。

 

ーではこれにてインタビューを〆させて頂きます。ありがとうございました!

 

こちらこそ、ありがとうございました!

 


 

続いて、UMEさんの機材を見ていきましょう。

 

UME's Equipment

 

f:id:fuzzdesuyo:20180202220444j:plainまずはメインギター。Fender  Modern Player Telecaster Thinline Deluxe Black Transparent。シンラインとP-90ピックアップという組み合わせがポイントの一本。初めて買ったギターで、今でも現役、ずっと相棒なのだそう。

「Over Forte立ち上げ当初から一緒にいて、苦楽を共にしてきました。重たい音も軽い音も出せるこいつだからこそ、今のOver Forteのジャキジャキしたギターがあるんだと思います。」とのこと。

 

 

 

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こちらはExoticのプレシジョンベースタイプ。2年ほど前に購入。しかし今はほぼ、メンバーのK.sasakiが使っており、彼専用なんだとか。主にレコーディングで使用。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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他にも、ムスタングやフェルナンデスのベースを所有しているが、製作時には使用しないとの事。

 

 

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オーディオインターフェースはLINE6 TONEPORT UX2。計器類が付いてる見た目に惹かれ購入。LINE6なら安心というところがあるらしいが。最近はガリがすごいとの事。

 

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ヘッドフォンはAKG K271MKII 。

マイクはMXL MXL770 。ボーカルレコーディングに使用。自分の声質とは相性が良いのだそう。

 

 

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モニタースピーカーは M-Audio リファレンス・モニタ AV30 MA-MON-001。持ち運びやすくて便利らしい。

 


 

[Over Forte]

2012年夏に結成。メンバーはUME(作詞作曲編曲)、ホメドウ(イラスト)、K.sasaki(ベース)、本多大介(ライブサポートドラム)。

 

[音源]

或る空想家の情景 feat.IA

www.youtube.com

 

「人ニ在ラズE.P.」XFD

www.youtube.com

 

「Shelter」MV

www.youtube.com

 


 

今回の記事は以上になります。

今後の活躍が楽しみです。

次回第10回は、バンドマンでもあり、異ジャンル交流会「Zatta」主催のトロワルさんにインタビューします。お楽しみに。

 


 

インタビュー・編集:ふぁず

本ブログのコンテンツ名変更・コンテンツ追加のお知らせ

どうも、ふぁずです。

結構遅い時間ですが、ちょっとお知らせを。

このブログが始まってからずっと、各コーナー・コンテンツの名称を決めてなかったのですが、とりあえずで決めました。ひねりはないです。そして、コンテンツが増えます。

コーナーの名前はこんな感じになります。↓

 

・「インタビュー」

当ブログの看板コーナー。色んなクリエイターにインタビューします。

 

・「レコメンド」

管理人・ふぁずのおすすめのバンドや曲を紹介します。

 

・「ニュース」

バンドのリリース情報やライブ情報、イラストレーターや写真家の個展情報や、イベントの情報など、様々な事を比較的早めにお知らせするコーナー。

 

・「コラム」

管理人・ふぁず以外の方に記事を書いてもらうコーナー。連載する場合は「コラム」コーナーとは別枠のコーナーとなります。

 

以上です。より皆様に楽しんでいただけるようにこれからも頑張ります。

 

 

 

インタビュー企画第8回:陽炎紅弥(long flared skirt)

どうも、ふぁずです。
今回は、札幌のバンド「long flared skirt」のギターボーカルを担当している陽炎紅弥さんにインタビューしました。

それではお楽しみください。

 


 

ーでは、インタビュー本編に入りたいと思います。よろしくお願いします。まず最初の質問ですが、陽炎さんが音楽、楽器を始めたきっかけは何ですか?

 

音楽を始めたきっかけというか、音楽自体は昔から好きだったんですよね。小学生の頃から歌うのは好きでしたし、中学生の時は学校の合唱団に所属していました。
それで楽器、というかギターを始めたきっかけなんですが、中学の時に友達にバンドに誘われたんです。友達がギターボーカル、私がベースということで始める予定だったんですが、友達がギターを買えなくなったと言い出したんですね。それで私がギターを弾くことになりました。

 

ーなるほど。では、影響を受けたアーティストを教えてください。

 

まず最初に、9mm Parabellum Bulletを聴くようになりました。親がファンで、車の中で流していたのを聴いて興味を持ちました。そこからオルタナティブロックやハードコアなどに興味を持ちました。
オルタナティブやハードコアのバンドを聴く中でナンバーガールと出会いました。初めて見た動画が「tattooあり」のライブ版で、ギターの田渕ひさ子さんが延々とギターソロを弾き続ける姿に衝撃を受けました。
また、ナンバーガール向井秀徳氏が尊敬しているバンドとしてbloodthirsty butchersを挙げていて、私が住む札幌のバンドであるということもあり聴いてみたのですが、「7月」という曲を聴いて「自分はこの曲を聴くために生まれてきたんだ」と思うほど衝撃を受けました。
自分の曲は、基本的にこの3つのバンドの影響を大きく受けていると思います。

陽炎さんが衝撃を受けた「tattooあり」と「7月」。

www.youtube.com

 

www.youtube.com

ーそうなんですね。bloodthirsty butchersの7月は、名曲中の名曲ですよね。

さて、陽炎さんが所属するバンド「long flared skirt」についてですが、音源を聴かせて頂いたのですが様々なタイプの楽曲があるように感じました。long flared skirtの提示しているジャンルや、コンセプトなどを教えてください。

 

ジャンルは、オルタナティブロックの範疇で色んなことをやっていると思います。基本的にギターを掻き鳴らす感じの疾走感のある曲が好きで、何も考えずに曲を作るとBPMが190〜210くらいの比較的早めの曲になります。
それに該当しない曲は、こういう曲を作りたい、と最初からテーマを決めて作った曲です。マスロックのように変拍子を使ってみたり、シューゲイザーのような轟音の曲を作ったり、グリッチを多用してポスト感を出したりしています。最近は、静と動の対比に重きを置いていて、ビッグマフを踏んだ時に爆発する感じを出したいと思っています。
コンセプトというのはあまり考えたことがないのですが、改めて振り返ると、どうしようもないことや手の届かないことを轟音に乗せて歌っているみたいです。

 

ーなるほど。今年は音源のリリースやライブの予定はありますか?

 

long flared skirtとしての活動は未定ですが、2月に東方神居祭という東方Projectオンリーの同人即売会があり、そこで東方アレンジの新譜を出す予定です。
また、サポートで加入しているぷりずむすたーずというバンドがあり、そのばんどで3月頃にライブをする予定です。

 

ー東方アレンジはどのような音源を出す予定ですか?

 

今回の神居祭では妖夢鈴仙の曲をアレンジしたシングルを作る予定です。

 

ーおお、楽しみです。では、最後に今年の抱負、目標を教えてください。バンドのこと、個人的なこと、なんでも大丈夫です。

 

今年から社会人になるのですが、社会人になっても変わらずに、むしろ今までよりも活発に活動をしていけたらと思っています。今までに出たことのない箱でのライブやアコースティクライブなどにも興味がありますし、東方アレンジだけでセットリストをつくってライブをしてみたいと思います。
また、7月にニコニコ動画で東方ニコ童祭というイベントがあるのですが、そこで東方アレンジを10曲以上投稿したいと思っているので、達成できるように頑張りたいです。

 

ー10曲以上はすごい!楽しみにしてます!では、これにてインタビューを〆させていただきます。ありがとうございました!

 


 

 続いて、陽炎さんの機材を見ていきましょう。

 

陽炎's Equipment

 

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ますはこちらのメインギターから。

こちらはスクワイアのジャズマスター。ファズとバッファが仕込まれていたり、ジャガーのようなパネルをつけたり、トレモロのところにPUを追加したり、一番改造に手がかかっているそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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続いてはこちら。メイビスのストラトキャスタータイプ。陽炎氏が初めて手にしたギターだそう。

電装系がモディファイされており、リアに千石電商ストラトPU、フロントに千石電商ジャガーPUをつけてテレキャス配線にしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

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こちらはアリアプロⅡのエクスプローラータイプ。中古で6000円で手に入れたそうだ。主にハムの音が欲しい時に使うそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ベースは、スクワイアのプレシジョンベース。軽く歪みを掛けてゴリゴリ弾いてるとの事。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

他にも、写真にはないがクラシックギターやアナログエレクトリックピアノテレキャスター等も所有している。

 

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アンプはオレンジのマイクロテラー。レコーディングでもライブでも使用している。

 

 

 

 

 

 

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ミキサーはマッキーのmix5を使用。コンパクトなサイズで、ライブにも使いたいと思っているそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 エフェクターは、自作Jan Rayがあったり、iPhoneをルーパーで括ってエフェクターとして使っていたり、ビッグマフの中にビッグマフが3つあったり、自作のプリアンプがあったりする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

[long flared skirt]

札幌にて結成。メンバーは陽炎紅弥(ギターボーカル)、時夕紅(ベースボーカル)。

 

[音源]

「silent noise e.p.」XFD

soundcloud.com

 

Noise Pop(瀉泄 katharsis)

soundcloud.com

 

 long flared skirtのSoundCloud

soundcloud.com

 

 


 

今回の記事は以上になります!

次回第9回は、「Over Forte」の作詞作曲編曲を担当しているUMEさんにインタビューします。お楽しみに!

 


 

 インタビュー・編集:ふぁず

 

 

 

 

インタビュー企画第7回:あつろー(グロカルナスカライン)

どうも、ふぁずです。

2018年最初のインタビュー記事は、東方アレンジサークル「グロカルナスカライン」の代表でギター、ボーカル、作詞、作曲を担当しているあつろーさんです!

それでは、お楽しみください。

 


 

ーよろしくお願いします。まず、あつろーさんが代表を務めるサークル「グロカルナスカライン」の楽曲を聴かせて頂き、「あまりジャンルに縛られてない、色んなタイプの曲がある」ように感じました。あつろーさんが作曲する際等に影響を受けてるアーティストを教えて頂きたいです。

 

ジャンルに縛られていないと感じてもらってかなり嬉しいです(笑)結構意識しているところなので。
影響を受けているのは基本的にロック、ポップス、ハードコアあたりですね。
同人音楽の入り口として影響を受けたのは岸田教団とTaNaBaTaで、トラックメイキングの理想として影響をうけているのはschool food punishment、アレンジが好きでいっぱい聞いてるのはTK from 凛として時雨やFear, and Loathing in LasVegasです。あとボーカルとしてはUNISON SQUARE GARDENと同人歌い手の周平さんを崇拝してます。。
このジャンルが好き!っていうのが無くて一貫性がないのが楽曲に現れちゃってるのかもしれないです。。なので自分のサークルのジャンルは「オルタナティブロックとかポストハードコアっぽい物」とぼやかしてます(笑)

 

ーなるほど。では、続いては、グロカルナスカラインがどういった経緯で結成されたのか教えて下さい。

 

自分が同人音楽で制作を始めたのはグロカルナスカナイン発足前の2014年から2年くらい友人と東方アレンジサークルが最初でした。
元々TaNaBaTaや岸田教団が好きで学生時代の友達に布教したらドハマりした友人がいて学校を卒業してしばらくたったら「俺も同人音楽やりたいけどお前の方がそういう文化に詳しいし二人でやれば怖くないやろ!」って勢いで同人音楽の世界に飛び込みました。2枚くらいミニアルバムを出してから徐々に二人の制作テンポがあわなくなってきて、それと同時に頒布するCDのコンセプトを自分一人で作って行きたいとも思ったので2015年末にグロカルナスカラインを立ち上げました。
女声ボーカルをやってくれているつきみは当時のサークルのお手伝いをしてくれてたり、学生時代にずっとバンドを組んでいて実力も充分であることがわかってたので新しくサークル作るから歌ってーみたいな感じでお願いしました。
ベースに関してはフレージングの能力が自分には無いのでベーシストを探しててちょうど同じ会社だったnasuvi君が実力あるのに弾く機会がないとの事だったのでこれはチャンスだ!と思って誘いました。

 

ーなるほど。ちなみにグロカルナスカライン以前にやっていたサークルは、もう活動予定はないのですか?

 

まったくないですねー…...。自分でCD全体を考えたり方針を決めていく事が面白いと気付いてしまったので(笑)
合同に参加したり、他所でサポートしながらグロカルナスカラインの音楽を聴いてもらいたいと思ってるのが現状です。

 

ーそうなんですね。

さて、グロカルナスカラインは、春例大祭に参加申し込みをしたとのことですが、どういった音源をリリースする予定ですか?

 

月並みな解答で恐縮ですが、次回の春例大祭では自分らの個性を出しながら技術面でのクオリティアップを目指した音源をリリースしたいです。
というのも今回で3枚目のCDになるのですが1stではとにかく多ジャンルに手を出す+ミックス等のエンジニアリングを研究する事を裏目標にしてその時にできる事を把握しようとしましたが楽曲一つ一つにパンチがないなーみたいな所が課題に感じて、その中でも評判が割と良かった曲の流れを汲みながら、2ndではとにかく偏ってもいいから個性を出そうと自分の好きな物を詰められるだけ詰めたアレンジにしたので、そこは割と個性がある編曲ができたとは思うのですがミックスの技術がそこにおいついてなかったのと、単純な自分のボーカル技術も楽曲の難易度に対して追いついていなかったのを課題に感じました。
なので、2ndの個性を出しつつ、技術面を前回の例大祭からブラッシュアップをした楽曲をとにかく目指します。ミニアルバムの分量は恐らく無理ですが、シングルカットみたいな感じで…...。
アレンジの方針はまだ固まっていないのですが、ピアノ+ギターの絡みとかTK from 凛として時雨の楽曲のような空間の使い方や曲の展開で引き込めるアレンジを目指したいです。

 

ーおお、とても楽しみです。
ちなみになんですが、ライブをやる予定はありますか?グロカルナスカラインのライブを見たい人は結構いると思います。

 

そういっていただけるのはほんと嬉しいです!やっぱりバンド物の花形はライブにあると自分も感じていますしやりたいと思っています。お誘いも何度か頂いていますが出来てないですね。サポートメンバーをお願いすればできると思うんですが、なかなかそこまでエネルギーを回せていないんですよ…...。
今は予定はありませんがライブをやることも目標にしながら頑張ります。。そういった意味では次の音源はライブで聴きたくなる、そしてやりたくなるような要素もとり入れたいとも思ってます(笑)

 

ーますます新譜が楽しみになりました。もし良ければ最後に、新譜やライブ以外の目標、抱負があれば教えてください。個人的な事でも大丈夫です。折角年明けたばかりですので。

 

このサークルでの活動が3年目に突入して色々な繋がりができた中で、周りに比べて制作速度もクオリティも全然胸を張れないレベルであることをより顕著に感じてきているのでまずはそのコンプレックスを取っ払うのが最大の目標ですね(笑)周りがほんと凄い人ばかりで…...。
今は東方アレンジメインでやってますがレベルを上げるためにもオリジナル楽曲やボーカロイド楽曲の制作等、同人音楽の中でも活動フィールドを広げていく事を常に意識していけるようになろうと思ってます。
元々最初の同人音楽のルーツは中学生の頃の音ゲーブームの時に触れたstepmaniaの有志が作成した楽曲拡張パッケージの企画をみて「楽曲制作っていろんな所に表現の場があるんだ!」とテンションが上がった記憶があって、自分もふとした所で自分の音源に触れてもらえるようなクリエイターになりたいっていうのが最終的な目標で今もなんやかんや続けてこれてます。そこに少しでも近づく事を意識できるように今後活動していきたいと思います!

あとはサポートのお誘いやら合同のお誘いやら喜んで受けるのでよろしくお願いします(笑)

 

ーグロカルナスカライン、そしてあつろーさんの今後に期待してます!それではインタビューを〆させていただきます。ありがとうございました!

 

こちらこそありがとうございました!今後ともよろしくお願いいたします!

 


 

続いて、あつろーさんの機材を見ていきましょう。

 

あつろー's Equipment

 

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まずは、こちらのギターから。このギターは、Crews Maniac Sound/KTR JM with Jive Master 3ST。あつろーさんが一番長く使用しているギター。

ブリッジはマスタリーブリッジ製の物に交換、そしてバズストップバーを装着している。もはや購入当初とは全然音が違うそうだが、そこも含めてアタックのキツさがお気に入りのポイントなんだそう。

 

 

 

 

 

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続いては、つい最近届いたばかりの、Crews Maniac Sound solution HDSのカスタムオーダー品。

先述のジャズマスターは音の立ち上がりや鳴りは気に入っているものの、サスティーンが無いのと、どうしてもポストハードコアっぽいフレーズに対応できないのを感じており、オーダーをする前はフジゲンのレスポールを使用していたそう。しかし、レスポールの低域や、弾き難さに不満があり、オーダーすることにしたそうだ。

 

 

 

 

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こちらはYAMAHA SLG200S NT。「どうしてもアコギの音が欲しいけど、苦情は言われたくない」ということでサイレントタイプを使用しているそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ベースはCoolZのZJB-10Rを使用。自宅にベースが無いのが不便でとりあえずで買ったとのこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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続いて、宅録環境。メインPCはBTOパソコン(intel i7-5827K/RAM32GB/SSD500GB /HDD500GB)。サブPCはmacbook pro retina 15inchモデル。主に外でのDAW作業や雑務に使用している。

DAWCubase Pro8。プラグインWavesiZotope製品を使用しているようだ。音源ライブラリはAddictive Drums2、Addictive Key、omnisphere 2やsample tank3のオーケストラ拡張等。

オーディオインターフェースRME firefaceUCX+Advanced Remote Control。「音質、ルーティンの組みやすさ等不満を感じる事がなくて一生の友」との事。

マイクはaudio technicaのAT4040。コンデンサーの感度を維持しつつフラット目な特性なので扱いやすいのだそう。

 

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そして、アンプシミュレーターにLine6 Helix LTを使用。先述のオーダーギターと同時期に購入。解像度と可搬性が良くて外recにも対応できて、セッションにも使えるのがお気に入りのポイントなんだとか。

 

 

 

 

 


 

 [グロカルナスカライン]

東方サークル「maximedia」にて活動していたあつろーによって2015年に立ち上げられたサークル。メンバーは、あつろー(ギター、ボーカル、作詞、作曲、編曲)、つきみ(ボーカル)、nasuvi(ベース)。

2016年に初音源「レジュームオーバーセンス」頒布。2017年には「ネゲートリグレット」頒布。

 

[音源]

例大祭14にて頒布「ネゲートリグレット」XFD

soundcloud.com

例大祭13にて頒布「レジュームオーバーセンス」より「レジュームオーバーセンス」

soundcloud.com

あつろーさんのSoundcloud

soundcloud.com

 


 

今回の記事は以上です。グロカルナスカラインの今年の活動に注目です!

さて、次回第8回は「long flared skirt」のギターボーカル、陽炎紅弥さんにインタビューします。お楽しみに。

 


 

 インタビュー・編集:ふぁず

 

 

 

当ブログの今後の予定

どうも、ふぁずです。
昨年は当ブログに沢山のアクセスがあり、大変感謝しております。予想よりも遥かに注目して頂いていて嬉しい限りです。

さて、今後の予定ですが、まず、メインコンテンツのインタビュー記事は今週中にも2018年第一弾(第7回)を公開予定です。東方アレンジサークル「グロカルナスカライン」の代表、あつろーさんにインタビューしました。お楽しみに。

 

そして、これ以外にオススメのバンドや音源を紹介する記事も不定期で更新予定です。
また、始動時期はまだ未定ですが、様々な、このブログにしかないコンテンツ、記事を公開していく予定です。


皆様、どうぞよろしくお願いします。

 

なお、当ブログ管理人ふぁずのサークル「アオイツキヲミテタ」が5/6に開催される同人イベント「春季例大祭」にサークル参加予定です、その為それに向けた製作などがあるので、更新頻度が落ちる可能性があります。ご了承ください。

 

では。