インタビュー企画第8回:陽炎紅弥(long flared skirt)
どうも、ふぁずです。
今回は、札幌のバンド「long flared skirt」のギターボーカルを担当している陽炎紅弥さんにインタビューしました。
それではお楽しみください。
ーでは、インタビュー本編に入りたいと思います。よろしくお願いします。まず最初の質問ですが、陽炎さんが音楽、楽器を始めたきっかけは何ですか?
音楽を始めたきっかけというか、音楽自体は昔から好きだったんですよね。小学生の頃から歌うのは好きでしたし、中学生の時は学校の合唱団に所属していました。
それで楽器、というかギターを始めたきっかけなんですが、中学の時に友達にバンドに誘われたんです。友達がギターボーカル、私がベースということで始める予定だったんですが、友達がギターを買えなくなったと言い出したんですね。それで私がギターを弾くことになりました。
ーなるほど。では、影響を受けたアーティストを教えてください。
まず最初に、9mm Parabellum Bulletを聴くようになりました。親がファンで、車の中で流していたのを聴いて興味を持ちました。そこからオルタナティブロックやハードコアなどに興味を持ちました。
オルタナティブやハードコアのバンドを聴く中でナンバーガールと出会いました。初めて見た動画が「tattooあり」のライブ版で、ギターの田渕ひさ子さんが延々とギターソロを弾き続ける姿に衝撃を受けました。
また、ナンバーガールの向井秀徳氏が尊敬しているバンドとしてbloodthirsty butchersを挙げていて、私が住む札幌のバンドであるということもあり聴いてみたのですが、「7月」という曲を聴いて「自分はこの曲を聴くために生まれてきたんだ」と思うほど衝撃を受けました。
自分の曲は、基本的にこの3つのバンドの影響を大きく受けていると思います。
ーそうなんですね。bloodthirsty butchersの7月は、名曲中の名曲ですよね。
さて、陽炎さんが所属するバンド「long flared skirt」についてですが、音源を聴かせて頂いたのですが様々なタイプの楽曲があるように感じました。long flared skirtの提示しているジャンルや、コンセプトなどを教えてください。
ジャンルは、オルタナティブロックの範疇で色んなことをやっていると思います。基本的にギターを掻き鳴らす感じの疾走感のある曲が好きで、何も考えずに曲を作るとBPMが190〜210くらいの比較的早めの曲になります。
それに該当しない曲は、こういう曲を作りたい、と最初からテーマを決めて作った曲です。マスロックのように変拍子を使ってみたり、シューゲイザーのような轟音の曲を作ったり、グリッチを多用してポスト感を出したりしています。最近は、静と動の対比に重きを置いていて、ビッグマフを踏んだ時に爆発する感じを出したいと思っています。
コンセプトというのはあまり考えたことがないのですが、改めて振り返ると、どうしようもないことや手の届かないことを轟音に乗せて歌っているみたいです。
ーなるほど。今年は音源のリリースやライブの予定はありますか?
long flared skirtとしての活動は未定ですが、2月に東方神居祭という東方Projectオンリーの同人即売会があり、そこで東方アレンジの新譜を出す予定です。
また、サポートで加入しているぷりずむすたーずというバンドがあり、そのばんどで3月頃にライブをする予定です。
ー東方アレンジはどのような音源を出す予定ですか?
今回の神居祭では妖夢と鈴仙の曲をアレンジしたシングルを作る予定です。
ーおお、楽しみです。では、最後に今年の抱負、目標を教えてください。バンドのこと、個人的なこと、なんでも大丈夫です。
今年から社会人になるのですが、社会人になっても変わらずに、むしろ今までよりも活発に活動をしていけたらと思っています。今までに出たことのない箱でのライブやアコースティクライブなどにも興味がありますし、東方アレンジだけでセットリストをつくってライブをしてみたいと思います。
また、7月にニコニコ動画で東方ニコ童祭というイベントがあるのですが、そこで東方アレンジを10曲以上投稿したいと思っているので、達成できるように頑張りたいです。
ー10曲以上はすごい!楽しみにしてます!では、これにてインタビューを〆させていただきます。ありがとうございました!
続いて、陽炎さんの機材を見ていきましょう。
陽炎's Equipment
ますはこちらのメインギターから。
こちらはスクワイアのジャズマスター。ファズとバッファが仕込まれていたり、ジャガーのようなパネルをつけたり、トレモロのところにPUを追加したり、一番改造に手がかかっているそうだ。
続いてはこちら。メイビスのストラトキャスタータイプ。陽炎氏が初めて手にしたギターだそう。
電装系がモディファイされており、リアに千石電商のストラトPU、フロントに千石電商のジャガーPUをつけてテレキャス配線にしている。
こちらはアリアプロⅡのエクスプローラータイプ。中古で6000円で手に入れたそうだ。主にハムの音が欲しい時に使うそうだ。
ベースは、スクワイアのプレシジョンベース。軽く歪みを掛けてゴリゴリ弾いてるとの事。
他にも、写真にはないがクラシックギターやアナログエレクトリックピアノやテレキャスター等も所有している。
アンプはオレンジのマイクロテラー。レコーディングでもライブでも使用している。
ミキサーはマッキーのmix5を使用。コンパクトなサイズで、ライブにも使いたいと思っているそうだ。
エフェクターは、自作Jan Rayがあったり、iPhoneをルーパーで括ってエフェクターとして使っていたり、ビッグマフの中にビッグマフが3つあったり、自作のプリアンプがあったりする。
[long flared skirt]
札幌にて結成。メンバーは陽炎紅弥(ギターボーカル)、時夕紅(ベースボーカル)。
[音源]
「silent noise e.p.」XFD
Noise Pop(瀉泄 katharsis)
long flared skirtのSoundCloud
今回の記事は以上になります!
次回第9回は、「Over Forte」の作詞作曲編曲を担当しているUMEさんにインタビューします。お楽しみに!
インタビュー・編集:ふぁず