インタビュー第9回:UME(Over Forte)
どうも、ふぁずです。
最近体調不良が長引いてまして以前の更新ペースを失いつつありますが、以前の更新ペースが速過ぎただけ、ということにしています。マイペースにいきます。
さて、今回は「Over Forte」の作詞作曲編曲担当でボカロPのUMEさんにインタビューしました。お楽しみください。
ーでは、最初の質問をさせて頂きます。よろしくお願いします。
UMEさんが音楽を始めるきっかけを教えて下さい。
きっかけは、友人と作っていた同人ゲームのOP曲を自分で作ろうと思い立ったのがきっかけでした。
東方アレンジやロックを聴いて過ごした十代、大学入学時に重音部へ入ったことも影響があったかと思います。
ーなるほど。
当時聴いていた東方アレンジやロックというのは具体的にどんなバンドだったんですか?
味玉定食(味付け玉子)さんやモノクロ殺人現場写真、鉄腕トカゲ探知機等々、東方アレンジはロック色が強いものばかり聴いていました。それこそ深く深くたくさん漁って聴いていましたね(笑)
ロックは王道にELLEGARDENやONE OK ROCK、RISE AGAINST等でしょうか。アジカンなんか意外にも大学生になってから聴き始めましたね。
どのバンドもギターのかっこいいバンドで、その中で自分の中で「ギターはカッコイイリフじゃなければいけない」みたいなものが生まれていきました。
ーなるほど。Over Forteの楽曲の多くがキャッチーだったり特徴的で、尚且つかっこいいと感じていたのですが、理由が分かった気がします。
では、ボーカロイドを用いての楽曲制作をするきっかけ、ボーカロイドとの出会いを教えて下さい。
ありがとうございます。そう思えていただけて嬉しいです。ボカロ楽曲自体には十代の頃に出逢っていました。ちょうどその頃が、ボカロ楽曲がたくさん生まれていた時代でしたので。
そして、OFは最初の頃はUTAUを使っていたのですが、自分のより理想的な歌声や、湧いてきた『ボカロP』になりたいという気持ちがキッカケで、2014年頃にIAちゃんを迎え入れました。そこからが本当の『ボカロP』としてのスタートです。
ボーカロイドを用いての楽曲制作をするきっかけは、幼い話で申し訳ないのですが、なんというか、身近な存在にあるPさんがいたのですが、その人を超えたいと思ったのもきっかけの一つかもしれませんね。
ーありがとうございます。
曲作りをする時に常に自分の中にあるモットーやルール、変わらずにあるこだわりはありますか?
「かっこいいギター」「何度も聴きたくなる曲」「美味しいところを抑えた展開」「王道」この辺は、意識しています。
「自分がカッコイイと思えた曲しか世に出さない」これは昔から掲げているモットー、ルールです。
歌詞なんかは、自分の過去の経験や心の中、感情や衝動を以て書き出しています。僕にはOFの曲を届けたい人が居て、いつか有線に乗ってその人の耳に届いて欲しい。そんなこだわりというか、思い?もあります。
ーとても素晴らしいルールやモットー、こだわりだと思います。
話はガラッと変わるのですが、最近Over Forteはライブ活動が徐々に増えてきているように感じます。今後はさらにライブの回数は増えるのですか?
そうですね、今後も色んな場に出て、色んな方に僕達の音を聴いてもらいたいと思います。
増えるのかどうか、はっきりとは言えませんが、生の音を届けたい気持ちは以前より強くなっています。
ーなるほど。ファンの方々にとってとても嬉しい事だと思います。
ライブの事以外で、何か目標などありますか?
Over Forteの目標はメジャーデビューです。これだけは、揺るぎません。
近々の目標は十万再生以上行くこと、連発すること。そして、その向こうの目標はメジャーデビューです。
僕には曲を届けたい人がいる。直接届けたいわけじゃない、有線なんかにのって街中でふとその人の耳に入ってくれればぼくはそれでいいんです。「曲、聴いたよ」なんて言葉もいらない。ただ、聴いてもらえるだけでいい。だから、メジャーデビューなんです。その為ならなんだってする。
ーなるほど。すごい、純粋にかっこいいと思います。
では最後に、Over Forteのファンの方々に何か一言メッセージをお願いします。
応援してくれるみんながいるから、僕達は今もこうして曲を作れています。活動できています。
どうかこれからも、青臭い衝動とギターロックと共に歩む姿を見つめて応援していてください。
ーではこれにてインタビューを〆させて頂きます。ありがとうございました!
こちらこそ、ありがとうございました!
続いて、UMEさんの機材を見ていきましょう。
UME's Equipment
まずはメインギター。Fender Modern Player Telecaster Thinline Deluxe Black Transparent。シンラインとP-90ピックアップという組み合わせがポイントの一本。初めて買ったギターで、今でも現役、ずっと相棒なのだそう。
「Over Forte立ち上げ当初から一緒にいて、苦楽を共にしてきました。重たい音も軽い音も出せるこいつだからこそ、今のOver Forteのジャキジャキしたギターがあるんだと思います。」とのこと。
こちらはExoticのプレシジョンベースタイプ。2年ほど前に購入。しかし今はほぼ、メンバーのK.sasakiが使っており、彼専用なんだとか。主にレコーディングで使用。
他にも、ムスタングやフェルナンデスのベースを所有しているが、製作時には使用しないとの事。
オーディオインターフェースはLINE6 TONEPORT UX2。計器類が付いてる見た目に惹かれ購入。LINE6なら安心というところがあるらしいが。最近はガリがすごいとの事。
ヘッドフォンはAKG K271MKII 。
マイクはMXL MXL770 。ボーカルレコーディングに使用。自分の声質とは相性が良いのだそう。
モニタースピーカーは M-Audio リファレンス・モニタ AV30 MA-MON-001。持ち運びやすくて便利らしい。
[Over Forte]
2012年夏に結成。メンバーはUME(作詞作曲編曲)、ホメドウ(イラスト)、K.sasaki(ベース)、本多大介(ライブサポートドラム)。
[音源]
或る空想家の情景 feat.IA
「人ニ在ラズE.P.」XFD
「Shelter」MV
今回の記事は以上になります。
今後の活躍が楽しみです。
次回第10回は、バンドマンでもあり、異ジャンル交流会「Zatta」主催のトロワルさんにインタビューします。お楽しみに。
インタビュー・編集:ふぁず